元銀行員が語る大学職員の日常

元某地方銀行員で現在はとある地方大学の職員のブログです。

【銀行員の給料について】ぶっちゃけ銀行員の年収ってどれくらいなの?

みなさんこんにちはKIHIROです。

わたしは7年間ある地方銀行に勤務していました。

今日は「銀行員の給料」について書いていきたいと思います。

 

結論から言います。

銀行員の年収は他の職種と比べると高いです。

ただし、銀行員の給料は年代や役職ごとで開きがあるので、それについて解説していきます。

 

入行1年~5年:350万円~450万円

ぶっちゃけ入行後5年間は給料水準は低いです。

営業のノルマなどは2年目からほかの人と同様に課され、同じ業務をしているにもかかわらず金額にかなり開きがあり、かなりモチベーションの維持が難しいです。

銀行は5年目までに退職する人が多いと聞きますが、5年目までは業務内容と給与水準が釣り合っていないように感じます。

 

入行5年~10年:450万円~600万円

5年目以降になると、昇給額が上がり、ようやく世間一般的な金額かそれよりも高い給料水準になってくる印象です。水準的には県の平均並といったところでしょうか。

年代的にはプレイヤーとしての実績をかなり求められるようになるので、上司や支店長からのプレッシャーが強くなります。

また、若手のリーダー的な立ち位置になりますので、身近な先輩として後輩をケアしながら、上司ともうまく付き合っていくということを意識することが重要になってくるでしょう。

 

入行10年~15年:600万円~700万円

課長に近い年代になり、部下の育成や課の運営についてなどのマネジメント業務のウェイトが増えてきます。

さらに、支店の中での重要な顧客を任せられる立場となるため、より難しいお客さんを担当することが多くなるでしょう。

また、年代的には子供が生まれたり、ある程度成長してきて家族との時間を取りたいと思うけど、仕事が忙しくてなかなか家族との時間を持てないといった人が多い印象です

 

以降は役職によって変わります。

課長:750万円~900万円

年齢は30代前半~55歳までと様々。

課の中でのマネジメントをやりつつ、プレイヤーとしても実績をしっかり残すことを求められる。

また部下と上司(次長・支店長)の板挟みに合うことが多く、精神的には1番大変だと思います。

みなさん、課長には優しく接してあげましょう。

 

次長:900万円~1000万円

次長になればやることはほぼマネジメントです。

自分で顧客をもって営業に行くということはあまりなくなります。

その代わり部下との同行や部下の稟議を決裁したりといった業務が大変を占めるようになります。

支店の営業成績の進捗が良くないときはまず、次長が支店長に詰められるというくらい支店の中での営業成績や運営などに責任が出てきます。

 

支店長:おおよそ1000万円

役員:1500万円~2000万円

おおよその目安で上記の金額です。

支店長の年収は支店の業績によりけっこう変わります。

それこそ年間で100万円以上変わることもありますので、いかにして実績を上げるかが重要なわけです。

また支店の営業成績は最終的に支店長に帰属します。

達成できなければ、役員や本部から呼び出されて叱責を受けるなんてこともあるようです。

ひとに言えない悩みなどもかなりあるのではないでしょうか。

またお客さんとの付合いなどもかなり多いです。

年収は高いですが、部下と飲みに行った際などは多めに支払いをしたりと、支出も増えるというのが現実のようです。

 

最後にまとめになります。

銀行員の給料は世間の平均から見れば高水準にあります。

しかし、それだけの精神的ストレスや時間外の代償(飲み会・地域行事)があっての金額と考えれば、妥当と言えると思います。

むしろ個人的には、転勤も多く、飲み会や行事も多く、家族との時間も取りづらいということや付合い上の出費が多いこと、単身赴任になった際の生活費の負担なども考慮すれば割に合わないと思います。

それでも社会を支える重要な仕事ですので、それなりに高い水準の給料は支払われていると思っていいいでしょう。

 

いかがだったでしょうか。

これから銀行への就職を検討している方や、内定が決まっている方などは少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

もしご相談や記事にしてほしいことなどあれば、コメントください。

よろしくお願いいたします。

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