元銀行員が語る大学職員の日常

元某地方銀行員で現在はとある地方大学の職員のブログです。

【銀行員辞めたい人必見】銀行を辞めるべき理由と辞めた感想

みなさんこんにちは。

元銀行員で現在はある大学の職員として働いていますKIHIROです。

わたしはある地方銀行で7年間勤務し、退職後は大学職員として働いていますが、

銀行員時代に仕事をやめるか、そのまま続けるかでかなり悩みました。

もはや悩みすぎて病気に近かったと思います。

わたしのような悩みを抱えているひとはけっこう多いんじゃないでしょうか。

そんな人達のために、今日は「【銀行辞めたい人必見】僕が銀行を辞めた理由と辞めてからの感想」についてお話ししていきたいと思います。

 

今の仕事を辞めようかどうしようか迷っているあなた、結論から言いいます。

辞めたほうがいいです。

 

ではなぜそう思うのか、理由について詳しくお話していきます。

 

辞めた方がいい理由①:目標設定がおかしい

僕が銀行員を辞めた1番の理由はこれです。

これは銀行によってだと思うんですが、僕がいた銀行ではノルマは上期と下期の半期ごとに設定されていました。

4月に振られた目標をやっと達成したと思ったら、新たな目標が10月にまた振られるわけです。

期が変わる度にまた実績を1から積み直していかないといけないわけなので、かなりしんどいですよね。

私は、そんなことを定年までやっていくことを考えると、精神的にもたないとい思い、退職を決意しました。

しかも目標の振り方もひどくて、貸付残高、貸付先件数、投資信託販売額、クレジットカードの契約件数、グループ会社への紹介件数など非常に多岐にわたっていて、全てを達成するのはかなり大変です。

僕は過去に銀行内で営業実績で表彰を受けたこともあるんですけど、そのときにはかなりの項目で契約をとりましたが、それでも内部で表彰されてギフト券2万円分もらって、それで終了でした。

しかも、ノルマは自分の分だけではありません。

ノルマはお店ごとに振り分けられるので、自分の分が終わっても他の人が終わっていなければ終わりません。

結局ほかのできない人の分の仕事を押し付けれるということになりますから、まったく割に合わないと思っていました。

そしてこのノルマは結局、本部の上の人達の裁量でかなり変わります。

部長なんかが変われば、かなり方針が変わるので、それまで注力しろと言われてたことが、もうそれやらなくていいよ。今度はこっちやればいいよ。なんて形でかなりやることが変わります。

有名ドラマのように、結局上層部が出世するための実績作りに使われるわけです。



辞めたほうがいい理由②:時間を搾取される

銀行員の方ならわかると思うんですけど、業務外のところでかなり時間をとられます。

特に飲み会の多さは異常ですね。ほんとに依存症かってくらい飲み会ありません?

同じ部署の人が異動になると、①支店全体で、②部署で、③仲のいい人で 

と1人異動になっただけで3回も飲み会やるっておかしくないですか?

僕が新入行員のときは1週間のうちの半分以上が飲み会でした。

大学生でもそんなに酒飲まないわ。

しかも飲み会も9時にスパッと終わればいいですが、

2次会3次会までやって、終電で帰るのが当たり前みたいな感じじゃないですか。

本当に時間とお金の無駄だなと思ってました。

そのほかにもやりたくないゴルフをやらされたり、取引のある飲食店に行ったり、

出たくもない地域の行事に参加させられたりとプライベートでかなりの時間を搾取されますよね。

わたしは、自分の時間はお金には変えられない何よりも価値のあるものだと考えているので、仕事にこんなに時間を搾取されるのはイヤだと思ったのも銀行員をやめた理由の1つです。

 

辞めたほうがいい理由③:金銭的に困ることはない

辞めるのを躊躇ってるひとのほとんどが収入が減ることを気にしてると思いますが、安心してください。

辞めたからって生活に困ることはありません。

私の場合は育休中の妻と子供が1人の3人家族ですが、辞めたあと金銭的に困るといったことはありませんでした。

辞めたあと、どこに就職するかにもよりますが、そんなに派手な生活をしなければ十分生活はしていけます。

試しにあなたが住んでいる県の平均収入とあなたがいま勤めている銀行の平均給与を比べてみてください。

おそらく銀行の給与水準の方が高いとは思いますが、その分飲み会やゴルフなどの交際費は多くかかります。

辞めたあとは収入は減りますが、出費もけっこう減るので、差し引きではそんなに変わりません。

わたしは辞めるときに上司から引き止められ、収入面の心配をされましたが、さきほどの収入と支出の詳細を数値化して説明したら納得されていました。

銀行員は、ほかの仕事の給与体制などをよく知らず、自分たちのものさしだけでものごとを図ることが多いので、それに洗脳されないように気をつけましょう。

ということで、銀行を辞めたからといって、それだけで金銭的に困ることはありませんのでご安心ください。

 

最後に、わたしが銀行を辞めてからの感想を話します。

率直に言って、「辞めてよかった」と心から思っています。

辞めてからは朝仕事に行くのが憂鬱ということもなくなりましたし、夜お風呂でお客さんへの提案内容や交渉方法について考えることもなくなりました。

毎日目標に追われているという感覚がなくなり、精神的にかなり楽になったんです。

以前は家で考え込むことも多く、妻にも心配されていましたが、辞めたあとはそんなこともなくなり、

妻からも「銀行辞めてよかったね」と言ってもらえました。

プライベートの時間も増えたので、仕事から帰ってきたら基本的には家族と一緒にご飯を食べたり、子供と一緒にお風呂に入ることもできています。

土日も地域の行事などへ招集されることもなく、家族と出かけたりと非常に幸せな生活を送っています。

はっきり言って銀行員時代ではまったく考えられなかった生活を送ることができています。

もちろん、銀行の仕事が好きで、困難を乗り越えることが好きというひともいるので、銀行員という仕事を否定する気は一切ありません。

銀行は金融という社会インフラを支える立派な仕事であり、従事しているひとは尊敬されていいと思います。

ただ銀行内には、実績づくりのためにお客さんにとってはリスクになる提案や誘導をする担当者もいます。

これは事実です。最終的にはお客さんが決めたと言う人は多いですが、そうなるように仕向けたのは銀行員ということは往々にしてあるのです。

そしてそれについては銀行も黙認しています。

私も実績づくりのために、そのようなやり方をしてしまったことはありましたが、やはり自分にウソをついてまで、その仕事は続けたくなかったという気持ちもあります。

ですから自分が、この仕事はこれから先続けたくない、この組織で働き続けたくないという気持ちがあれば、早く辞めた方がいいです。

 

 

辞めるのは勇気のいることですが、その分あなたの生活は大きく変わります。

現状で大変な思いをしているようだったら、迷うことなく辞めましょう。

 

今後も仕事や人生に役立つ記事を書いていきたいと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

 

また質問や相談などありましたら、コメント欄へご記入ください。

できるだけ返信したいと思います。

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